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シアージュペインティングを行う上で守る
一番大切なことはウエットパレットを使うこと。

ウエットパレットでなければ
セーブルの丸筆を使用しても
しっとり滑らかなグラデーションは表現できません。

ところでウエットパレットにも
いろいろあることをご存知でしょうか?

例えば・・・
IMG_6604.jpg
①キッチンペーパーを水に浸し
絞って広げて直に絵具を置いて使う。
〇使用効果:絵具の乾きを防ぎたいだけなら
これでも2~3時間なら結構使えます。

短所1:次第に絵具がキッチンペーパーに沁みて
並べた絵具同士が混ざることもあります。
短所2:キッチンペーパーですから
非常に破れやすい。筆先に負担がかかります。
特にセーブルの丸筆には向きません。

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②こちら水を含ませたスポンジの上に
ウエットパレット専用の紙を載せて
その上にアクリル絵具を出して使う。
 
〇使用効果:絵具の乾きを遅くできる。
紙が厚めなのでナイロン製の大きな筆の筆圧にも
ある程度破れずに耐えられる。
厚塗りしたい場合やプラモ等の色塗り、
模様付けなどにも向いている。

〇短所1:紙が厚いので、水を含んだスポンジを
紙で覆うことがしにくく密閉性に欠ける。
よって紙とスポンジの間に空気が入り易く
次第に紙がそってくる。
すると紙が乾きウエット感が損なわれる。

シアージュペインティングでは上記①②の
2タイプとは違うウエットパレットを使用します。
作り方はブログに記載。
IMG_1449.jpg
これは、海外の先生から教わった作り方に
私が一工夫加えた方法。

なぜこのウエットパレットでなくてはならないか?

その前にウエットパレットを使う理由をご説明します。

(1)アクリル絵具をフレッシュな状態で使いたい。
  (つまりチューブから出したときのフレッシュな状態)
(2)絵具を筆に含ませながら紙の下の水分も筆に含ませたい。

この(2)が不可欠なのです。


時々ウエットパレットは絵具の乾燥を防ぐためだけだと
勘違いしてみえる方がいらして
絵具を筆に含ませた後にぺーパーパレット上で
筆を何度もならして描いている人がいます。
これでは、折角く筆に含ませれた適度な水分が
失われてしまいます。
そうすると絵がスムーズに描けないと思います。

そしてシアージュペインティングのウエットパレットには
他にもとても効果があります。
(3)濡らしたキッチンペーパーが密閉されるので
空気の侵入を防具ことができ、
ウエットパレットの効果をかなり持続させることができる。
5~6時間(約1日)・・私の一工夫はここ。(^-^)

(4)筆に含ませたい絵具の微妙な量を調節できる。
 しっとりエレガントな質感を出すにはここがポイントです。
また、この時ウエットパレット上で、絵の具と水分を
適量含んだ状態で筆先を描きたい形に整えることができる。


(5)トレーシングペーパーなので、使った色を残したいとき
乾かして保存してもかかさばらない。

※薄めのトレーシングペーパーの方が使い易いです。

シアージュペインティングは繊細な絵を描くための技法なので、
筆に取る絵具の量を微妙なほどに調節できた方がいいのです。
そして絵具と一緒に筆に水分を取り入れたい。
筆の筆圧を少しかけるだけでトレーシングペーパーの下の水分が
筆に含まれるのです。

ですから、工作の色塗りなどでしたら
最初の①②2タイプで良いと思います。

ウエットパレットを作るときの
キッチンペーパーに含ませるの水の量ですが、
雨降りや湿度の高い部屋でしたら
少し少なめにします。

筆に水分が多く含まれすぎ、
絵の具が薄まってしまうからです。

また、乾燥しすぎている部屋でしたら
以下の写真の様に、水滴をパレット上に置いておき
筆に含ませたりもします。
IMG_1174 - コピー

絵を描きながら、筆の状態に気を配って絵を描いていきます。
と言いましても、感覚的にです。
例えば、『なんだか筆がぱさぱさする。乾燥気味かしら』
『描いていると筆が滑って色がのらないわ、
 絵具が薄まっている感じ』など。

今日は、筆より、何より
シアージュペインティングには
ウエットパレットという話でした。

そうそう私は夏の空が大好き。
我が家は階段を上りながら上を向くと
窓から空が段々見えてきます。

力強い雲、動きのある雲、
階段を上っていると、空を登っているよう。

夏らしくない優しいブルー。

昨日の空
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