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何度もブログにアップされている作品
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絵で心癒されるの勝倉です。
今日も訪問有難うございます。

ベンチノ大好きなあなたとレガシィさんへ。

ベンチの美学・・
これは単に椅子ということと
少し違う視点で私はとらえています。

そもそもベンチというものは・・
特にこの写真のように
2,3人座れそうな横長のベンチというものは
個人の庭にあるというよりは
公園広場や駅など
人が沢山集まる場所に設置されているものです。

私がこの絵を描いた時に最も
迷ったのはその部分でした。

私個人は眺めているだけで
癒されると感じていますが
ベンチは座るもので、
犬の散歩のついでに腰かけたり
読書のために座ったり
公園で遊ぶ子供を見守るお母さんが座ったり
荷物を持った人が駅で腰かけていたり
昼寝していたり

またベンチの前を通る人々も様々で
急いでいる人
杖をつく人
ベビーカーを押す人
ペットを連れた人
子どもたちとと楽しそうに話す人など

ベンチを思い浮かべた時に感じるも印象は
人それぞれで、
時には思い出やそれに伴う
深い想いもあるのではないかと
思ったから。

そして誰もいなくなると
ぽつんとそこに
取り残されたような存在になる。

このあたりが
家の中に置かれた家具としてのイスとは違うと
私が感じている点です。

また、絵というものは
自分の想いをこめて描く場合もあるのですが
この作品はセミナー用に描いたもので
受講者の方の家に飾られ
多くの方の目にふれるだろうという点から
見る人の側に立ってデザインも
考えるべきだと思いました。

この絵を描くとき迷ったというのは
ベンチの座る部分に何を描こうか?
ということでした。

始め描こうとしていたのは
少女が忘れていった
ピンクのリボンが付いた小さな麦わら帽子。
ベンチの端からリボンが垂れ下がっているような・・

それとも散歩に連れ出してくれた飼い主に
『ここで少し待っておいで』といわれて
ベンチの横で主人を待ちながら座っている
犬にしようかしら

また、誰かが読書していたということを
示唆するように開いた本が風によって
ペラペラとめくれている様子を描こうかしら
とも思いました。

けれど最後にたどりついたのは
何も描かないというものでした。

何も描かないでいることによって
見る人それぞれが持つ
ベンチに対するイメージを
膨らませてもらえるのではないかしら、
それが一番自然なのではないか、
と思ったから。

絵を描いていて
そのように感じたことは
それまでなかったことでした。

ベンチという独特のモチーフに
感動した一瞬でした。

ベンチは求めて来るものを
いつも変わらぬ表情で受け入れます。
開放的で存在感がある形が
安心感や温もりさえも感じさせます。

私の心を癒すのもそのせいでしょうか。

今日も読んでいただきまして有難うございました。
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祭りで思い出すある作家の話

ベンチの美学

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名前: - [Edit] 2014-10-24 09:29

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