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植物画を描く上で、

一つの観察すべき点に

昨年の枝と、

今年伸びた枝との区別ができているか

ということがあります。

先日ご紹介いたしました

大輪花を咲かせるパピデルパール、

今年はあまりに盛大に花を咲かせているので

描いてみようかと思い

何処で茎を切ろうかと

下の方まで茎をたどっていきましたところ

なんと春に新芽を出してから

その新芽が成長して約1カ月半ほどで

80~95センチというとても速い成長ぶりで

太い茎をのばし、

先に花をつけていたことがわかりました。

上記の写真を見ますと

普通によくある、30~60センチほどの

新しい茎の先に蕾をつけているように見えますが

実はその見えない部分にも

更に長い長い茎が伸びているということです。

しかもそれが1~2カ月の間に急成長したこと。

(写真だけなら、花屋で見かける

小さめの中輪花を沢山咲かせる

スプレーバラにも見えないこともありませんが、

スプレーバラの花に比べ

花の大きさは直径13センチほどと

4倍近くもあります)

よく見かけるバラの植物画では

大抵、額に入れたときの見栄え、

額の大きさも考え

紙の寸法を気にしながら

丁度良い長さで茎を切って

描くことが多いですね。

しかし、花の色や形大きさが

違うことだけが

植物の特徴ではないということです。

同じ時期に成長する速さも違うということです。

ですから、正確に描かれた植物画であっても

描き切れない部分や

成長の速さなどというものは

実際に目で見てみないとわからないということを

パピデルパールを見て感じました。

なぜ、今回このようなことにこれほど

感動したのかといいますと

このデルパールは、何年も、

長い新芽の先にたった一輪ずつしか花を

付けませんでした。

稀に2~3個蕾をつけることもありましたが

大抵は一つだけ。

デルパールは、背丈2~2.5メートルもある背の高い品種で

葉ばかり多くて、花は先に1輪ずつという

綺麗だけれどコストパフォーマンスが

あまりいいとは言えない植物なのだと

思っていたわけです。

ところが今年は成長が良く、

茎が倒れず直立して花を咲かせるということ以外に

一本の茎に10~15個ほどの

沢山の蕾もつける能力のある植物だったことに

気が付きました。

それは昨年末に、バラをたくさん育てている

生徒の方から、ちょっとしたアドバイスを

いただいたから・・・

それで、少しネットなどで調べ

自分でバラを剪定してみたのです。

その30分ほどのお手入れのお陰で、

いつもと同じ肥料(てんぷらの残り油)

同じ環境にもかかわらず

物凄い成長を見せてくれました。

IMG_7451 - コピー

本当のパルデルパールの

姿を見ることができたのです。

植物が私たちに見せている姿は

毎年同じようであったとしても

必ずしも本来の姿ではないかもしれないと思いました。

毎年見せる姿は、毎年同じ環境であるから

かもしれません。

同じ環境とは、

同じ人が育てる環境という意味も含めて。

成長しやすい方向に導いてやれば

それに応えるかのようにまっすぐに枝を伸ばし、

蕾も沢山つけて、かつ大輪を

美しく咲かせてくれるんですね。

ふと、これは人にも当てはまるかもしれないと思いました。

もし今、尖った気持ちが

表に現れている人がいたとして

優しい言葉をかけられる人に導かれたなら

隠れていた本来の良い面が人格として

現れてくるかもしれません。

励ましの言葉は、人を育てるといいますが

育つというより、生まれつき持っていた

それまで内面に隠れていた良い部分が

上手く導いてくれる人に出会うことによって

表に現れてくるかもしれないということです。

普段の水やりと草取り以外に

少し手入れをしてやっただけで

まるで、植物が応えてくれたように思え

言葉は通じなくとも、交せなくとも

気持ちが通じたようで嬉しい、

植物画を描くようになり

私は、色々な体験をさせていただき

なんと世の中が広く感じられるようになったことでしょう・・・

植物、有難う~☆/


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やってはいけないこと! 植物画的・・・

バラ パピデルパール

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