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ばら:ゴールドバニー
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植物園に行くたび目に留まるのが

サラセニアという植物。

葉が口広筒状になっているという

変わった姿をしている。

この植物が食虫植物の一種だと

最近知ったのですが

食虫植物って気持ちが悪いとか‥

植物なのに狂暴?肉食?と

あまりいいイメージがなかったのですが

何のために昆虫を食しているのかというお話を

伺う機会がありました。

肉食であるのはもちろん生きるためなんですが

なぜ虫を食べなくてはいけないのかということです。

肉食といえば私達と同じではないか。

つまり動物は植物もお肉も食べますが

植物はたいていお肉は食べません。

食べれないわけではなく食べる必要がないんだと・・・

そこで植物にはできるが動物にできないこととは

という話になりました。

人間の体の成分として

70パーセントが水、次に多いのはタンパク質。

人が健康に生きるために欠かせない沢山の酵素は

タンパク質からできているんですね。

タンパク質を構成しているのが

C(炭素)

H(水素)

O(酸素)

N(窒素)

S(硫黄)

の5つの元素。

植物の体は細胞壁があるため

水の次に多いのはセルロースを含む

炭水化物なのですが

それでもタンパク質はかなり重要。

タンパク質を合成するうえで欠かせないのが

N(窒素)なのですが

空気中に80パーセントも含まれている窒素を

実は動物も植物も吸い込んでも使えない。

窒素はとても安定した物質で

他の物質と反応しずらいため

体の中に取り込んだとしても

反応して別の化合物を作ることが

難しいのだそうです。

空気中の窒素をキャッチして使える状態にしてやらなくては

目の前の大量の窒素も使えない宝の山に過ぎない。

誰かいないの?

窒素を使えるものに変えられる生き物は?

それは動物でも植物でもなく

窒素固定細菌という細菌達。

この窒素固定細菌によって

空気中から地面の中に取り込まれた窒素を

他の細菌がまた別のものに変えます。

それを根から摂取できるのが植物!

そんな貴重な窒素を

折角細菌が地面に取り込んでくれても

根のない動物は吸収できず、

植物を食することによって

体に摂取するという自然界の仕組み。

生物が生きるために重要なのがN(窒素)だったとは・・

・・普段全く意識していない窒素ですので驚きです。

動物は酸素があればいい、

植物は二酸化炭素が必要と思っていました。

ちなみに窒素は生物のDNA(核酸)の

構成元素であり、正常に遺伝情報が

複製されるためにも最重要な元素といえます。

食虫植物はたいてい痩せた土地

窒素の足りない場所に生息しているのだとか・・・

体に必要な重要なたんぱく質を作るため

必須のN(窒素)を体に供給するために

昆虫などを食べて補給しているということです。

そのために捕まえた昆虫を溶かす酵素も

発達したということですから凄いことです。

食虫植物が肉食なのは

窒素のためだったんですね~。

いやいや勿論、窒素以外にもP(りん)など

昆虫から摂取したい養分はありますよ!..

また、空気中に80パ-セントも含まれている窒素を

目に見えない細菌に頼って

体に取り込んでいるという点も驚きです。

そのように考えますと、地面の細菌も

生態系では重要な位置にあると思わざる負えません。

生態系を支えている根底にあるわけですから。

また窒素固定細菌ばかりでなく

分解者としての役割を担う細菌もあります。

生態系は植物、動物、細菌の連携プレイ。

造園屋に芝生に農薬を散布してもらうのを

やめようと思いました。

地面の中で生きている生物、

目に見えない生物にも

大きな役割があったなんて・・

感動!

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今年も完成しました。

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