FC2ブログ

IMG_7597 - コピー
5月のマルクシャガール。

まるで水彩画。

これが自然のなせる業ということが、

わたし的には一番の魅力。

咲き始めが黄色いのは春だけ・・

秋はもう少し白い。

IMG_7595 - コピー

昨日、シアージュボタニカルアートの

生徒の方から、こんなコメントをいただきました。

昨年描いた花が、色々な場所で咲いるのを見て

とても愛おしく感じたとのこと。

そうなんですよね・・

以前描いた植物が花の時期を迎えると

なんとなく気になって・・・

丁度、昨日も、あの大好きなアジサイの場所へ行って

見てきたところでした。

そうして帰宅したら…そのコメントが。

だから、物凄く共感してしまいました!

ところでアジサイ、いつもなら、

もっと沢山ご近所では咲き始めているのですが

今年は、まだ、小さな固いつぼみでした。

そのような例年と違うことに気が付くのも

一生懸命に観察したからかしら・・

一つの作品を完成させる毎に

一つのストーリーが生まれる。

私にとって植物画を描くことは

描いているとき、

観察しているとき、

描き終わって飾って鑑賞するとき

その花の季節が到来するたびに

そこを訪れたり、考えたりして

毎年、毎回そのすべてが

その植物にまつわる話として

綴られていきます。

そして出来上がった

その植物とのマイストーリー。

アトリエの本棚には

作品に関する資料が沢山並んでいますが

心の中には、その植物との出会いから

今日までのストーリーがいっぱい。

余韻が残る・・植物画・・

シアージュボタニカルアート
お知らせ。

第7期生募集中です!
6月10日(水)始まり月1回のレッスン
名古屋 地下鉄今池駅直結、
名古屋センタープラザビル12階
詳しくはー☆
問い合わせ:052-744-0451まで





スポンサーサイト



IMG_7385 - コピー

沢山の蕾の中で、たった一つだけ

他の蕾とは異なる形のがく片を持つ

蕾を見つけました。

5つのがく片の内

一つだけがとても鋭い感じで

色も赤みがかがっていて

普通葉のような幾分硬さも感じさせます。

なんとなく怖い感じがしますね。

また、他のがく片のように柔らかそうな毛も

生えていません。

IMG_7392 - コピー

こういう変わったものを見つけると

記録に残したいと思い

描写してみたくなるのですが

もしこの蕾を植物画として

描いてみたいということなら

ちょっと注意。

構図として開花した花と蕾1つの場合とする。

しかも開花した花のがくは、

花びらに隠れてほとんど見えないとき

つまりがくが全体として見えているのが

蕾一つという場合・・・。

その場合に、この植物としては

異質といえる変わったがく片の蕾を

描くべきか?

描かないべきか?

迷いますよね。

変わったがくなのだから、

是非描いて皆に見せたい?

こういう時に迷ったら

基本に戻って考えてみると

すぐに答えがわかりますよ。

植物画を描く上での大前提の基本とは

『真実を描く』です。

言葉の文言からすれば

確かにこの変ながく片は真実です。

だって実際に存在したのですから・・

でもね、『真実を描く』という言葉の

趣旨を考えてみましょう。

例えばある花が空き地に咲いていたとして

その空地の同じ敷地内には

隣のマンションの陰になって

日当たりの悪い場所もあれば

よく日が当たる場所もあって

また、余った肥料が放置されて

特別植物の成長の良い場所もあるとします。

そこで採取した植物の背丈は

ほとんどが20センチくらいなのですが

まれに35センチあるものや

12センチのものも見つかったと推定する。

植物画として描くなら

どれを選ぶべきかといいますと

すべて真実なわけです。

35センチのものも、20センチのものも

12センチの小型のものも、すべて本当に

実在したものです。

けれど、『真実を描く』の趣旨はといいますと

その植物画を見た人が、

その植物の個体を実際に探してみたとき

他の植物の個体と

間違わず区別、判断できる情報が

描かれているという目的が

果たされているという意味での

真実なのです。

世界中には、とてもよく似ているけれど

全く違う国で大きさの違う

別の植物もあり、

ですから、植物画として描く場合は、

特別なものを面白いからと言って選ぶより

おおむね平均的な大きさ、つぼみの数

花の形などのものを描くことのほうが

無難ですね。

もし、35センチのものを描いたとしたら

その植物画を見た人は、

通常の2倍近くもある背丈のものが

その植物の常の姿だと勘違いしてしまいますものね。

もちろん変わったものを描きたいというのであれば、

また、ただ楽しむために描くということであれば

あまり気にせず描いて

変わったものを見つけたので描いた

というコメントをつけておくとよいかもしれません。

または、つぼみの数を増やして

一つだけは変わった蕾にするけれど、

残りは全部、平均的な形のがく片のものにする

のも方法です。

ですから、始めの問題に戻りますと

蕾を一つしか描かない場合は

めったに見ない変わったがく片のものではなく

通常の形のものを選ぶ方がいいです。

ちなみに植物学者の方々が、

植物採集を行う場合は

平均的なもの以外に

最大、最小の大きさのものも

採取して標本にして

記録に残すのだそうです。

そうすることによって、

新種ではないかと思われる植物を発見した際など、

既存の植物であっても最大これくらいの大きさくらいなら

許容範囲だというものと比べて

新種なのかどうかを判断できるからだそうです。

今日は、本格的な植物画や

学術的な区別をしたい場合の

植物図を描く上では

限られたスペースに何を描くかを検討し

また、真実であるなら

何でもかんでも描くべき

というわけではない

というお話をしました。

IMG_7452 - コピー (2)

植物画を描く上で、

一つの観察すべき点に

昨年の枝と、

今年伸びた枝との区別ができているか

ということがあります。

先日ご紹介いたしました

大輪花を咲かせるパピデルパール、

今年はあまりに盛大に花を咲かせているので

描いてみようかと思い

何処で茎を切ろうかと

下の方まで茎をたどっていきましたところ

なんと春に新芽を出してから

その新芽が成長して約1カ月半ほどで

80~95センチというとても速い成長ぶりで

太い茎をのばし、

先に花をつけていたことがわかりました。

上記の写真を見ますと

普通によくある、30~60センチほどの

新しい茎の先に蕾をつけているように見えますが

実はその見えない部分にも

更に長い長い茎が伸びているということです。

しかもそれが1~2カ月の間に急成長したこと。

(写真だけなら、花屋で見かける

小さめの中輪花を沢山咲かせる

スプレーバラにも見えないこともありませんが、

スプレーバラの花に比べ

花の大きさは直径13センチほどと

4倍近くもあります)

よく見かけるバラの植物画では

大抵、額に入れたときの見栄え、

額の大きさも考え

紙の寸法を気にしながら

丁度良い長さで茎を切って

描くことが多いですね。

しかし、花の色や形大きさが

違うことだけが

植物の特徴ではないということです。

同じ時期に成長する速さも違うということです。

ですから、正確に描かれた植物画であっても

描き切れない部分や

成長の速さなどというものは

実際に目で見てみないとわからないということを

パピデルパールを見て感じました。

なぜ、今回このようなことにこれほど

感動したのかといいますと

このデルパールは、何年も、

長い新芽の先にたった一輪ずつしか花を

付けませんでした。

稀に2~3個蕾をつけることもありましたが

大抵は一つだけ。

デルパールは、背丈2~2.5メートルもある背の高い品種で

葉ばかり多くて、花は先に1輪ずつという

綺麗だけれどコストパフォーマンスが

あまりいいとは言えない植物なのだと

思っていたわけです。

ところが今年は成長が良く、

茎が倒れず直立して花を咲かせるということ以外に

一本の茎に10~15個ほどの

沢山の蕾もつける能力のある植物だったことに

気が付きました。

それは昨年末に、バラをたくさん育てている

生徒の方から、ちょっとしたアドバイスを

いただいたから・・・

それで、少しネットなどで調べ

自分でバラを剪定してみたのです。

その30分ほどのお手入れのお陰で、

いつもと同じ肥料(てんぷらの残り油)

同じ環境にもかかわらず

物凄い成長を見せてくれました。

IMG_7451 - コピー

本当のパルデルパールの

姿を見ることができたのです。

植物が私たちに見せている姿は

毎年同じようであったとしても

必ずしも本来の姿ではないかもしれないと思いました。

毎年見せる姿は、毎年同じ環境であるから

かもしれません。

同じ環境とは、

同じ人が育てる環境という意味も含めて。

成長しやすい方向に導いてやれば

それに応えるかのようにまっすぐに枝を伸ばし、

蕾も沢山つけて、かつ大輪を

美しく咲かせてくれるんですね。

ふと、これは人にも当てはまるかもしれないと思いました。

もし今、尖った気持ちが

表に現れている人がいたとして

優しい言葉をかけられる人に導かれたなら

隠れていた本来の良い面が人格として

現れてくるかもしれません。

励ましの言葉は、人を育てるといいますが

育つというより、生まれつき持っていた

それまで内面に隠れていた良い部分が

上手く導いてくれる人に出会うことによって

表に現れてくるかもしれないということです。

普段の水やりと草取り以外に

少し手入れをしてやっただけで

まるで、植物が応えてくれたように思え

言葉は通じなくとも、交せなくとも

気持ちが通じたようで嬉しい、

植物画を描くようになり

私は、色々な体験をさせていただき

なんと世の中が広く感じられるようになったことでしょう・・・

植物、有難う~☆/


IMG_5568 - コピー

バラ パピデルパール

とても大きな花です。

大きなものは

直径13センチほどにもなるのですが

大きな花を咲かせる宿命ともいえる

重さに耐えきれず

大抵は、枝が横たわってしまい

ほとんどの花は上を向いて咲かない・・・

けれど、中央の数本だけは

稀に茎も花の重さに耐えうるほど太ければ

まっすぐ上を向いて

咲いてくれることもあります。

IMG_5570 - コピー

昨日は、雨が降りそうな気配の中

そんな、稀・・・な枝を見つけました。

どんなに上を向いて咲いていても

雨が止んだころには、

大抵雨に打たれ、風に揺られた結果

茎は横たわり花は雨のせいで

変わり果てた姿に・・・

ですから、

思い切って、切ってしまいました。

そして部屋へ持ち帰って

花器に生けました。

IMG_7235 - コピー

大きな花の重さに耐えうる太い茎に恵まれ

かつ、

丁度中央の天辺に蕾を付けたラッキーな花。

私の部屋に飾りましょ!

心地よい甘い香りにうっとりしながら

しばらく鑑賞させてね・・。

IMG_7314 - コピー


柔らかい

柔らかい

色、

形、

そして甘い香り・・

200点満点・・・


IMG_7214 - コピー

黄金の冠

という名にふさわしい

黄金色のバラ。

IMG_7214 - コピー (2)

今年一番最初に開花したカスクドール。

開花時は黄金色ですが

すぐに淡い黄色へと。

毎年、その年一番の花は

なかでもとりわけ美しい。

IMG_7217 - コピー

IMG_7215.jpg

王の冠・・・というより

王女様のティアラのイメージ。

今年も、本当に

可愛らしく咲いてくれました。

IMG_7224 - コピー

てんぷらの残り油と水が

生み出す

魔法・・

手間もかからず

肥料も残った食材なんて

思えないです・・・

かわいい・・

IMG_7187 - コピー

最後に咲き始めたのは

黄冠。

初めて牡丹園を訪れた際に

丁度今と同じくらいの時期でした。

黄色と白の牡丹が咲き誇り、

牡丹は黄色が多いのかと思ったほどでした。

牡丹園の方に伺うと

赤や紫などは4月中旬くらいから

咲き始めるものが多いので

来年はもっと早くに来てくださいということでした。

その後、牡丹の種類を調べると

赤やピンクに比べ黄色は

種類が少ないようです。

日本で一番よく見かけるのは

この黄冠かしら。

大体どこの牡丹園でも見られます。

IMG_7190 - コピー

実は、私は黄冠の

この淡い黄色の色味と花びらの厚みが

絶妙な組み合わせだと思っています。

この花は、美しい。

わが家の黄色いバラが

カスクドールという名前なのですが

カスクドールとはフランス語で、"金色の冠

なのだそうです。

日本には王様はいませから

牡丹の黄冠は、王冠ではなく

黄冠だったのかと想像できますが

このように美しい花なのですから

王冠と名付けてもよかったのに・・とも

思います。

それにしましても、

黄色は冠をイメージするというのは

植物の命名から見ても

世界共通のようでね。

IMG_7189 - コピー

王の冠は、王位継承者の憧れ。

威厳、

そして絶対なる権力を表す。

IMG_7198 - コピー

私は、個人的に黄色い花が

好きです。

しかしながら、牡丹の種類に少ないように

椿の黄色も非常に希少なのだそうです。

図鑑で見たら確かにあったので、

以前椿専門店を訪れた折に

お尋ねしましたら、

なんと、今、店にあると・・・

けれど、私の住むこの地域では

育ててもめったに黄色は

花を咲かせないということでした。

それで買うのをやめてしまいました。

庭では牡丹の時期が

終わりを告げると同時に

ジャーマンアイリスが

咲き始めています。

花が咲き始める前に

ジャーマンアイリスの足元を

綺麗にせっせと草取りしました。