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小笠原のシダの一種(植物園にて)
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この間、植物画の仲間と話しているとき

家で栽培しているレモンが

なかなか実をつけないという話が出ました。

すると誰かが、

『そういう時は、植物にストレスを与えてやるといいよ』と。

へ~どんなふうにしてストレスを与えるの?

根を切ってやったりして

植物に生命の危機感を

感じさせてやるんですって!笑)

そうすると、植物が

実をつけて子孫を残さなきゃと思って

大きな実を育てるとのこと。

そんなことを思い出したのは、

昨日、エチレン(植物が発生するガス)のお話を

専門家から伺ったときでした。

植物はストレスを感じると自らエチレンガスを

発生するそう。

これまで私がエチレンガスについて知っていた知識は

果実を成熟させたり、

老化の促進、

離層形成の促進(落葉)ということ、

また、触ってやるとそれが刺激になって

エチレンガスを発生して

太くしっかりとした茎を育て

結果、大きな花を咲かせてくれるから、

せっせと植物の周りで世話をしてやると

いいということでした。

昨日のお話では、植物が育とうとする際に

何か屋根などに頭打ちになり

それ以上上に伸びていけない時など

植物はストレスを感じ

自らエチレンガスを発生させて

縦に成長するのではなく

横に肥大成長しようとするのだそうです。

結果太い茎に育つということでした。

ということは、植物は、

近くで世話をしてもらうことが嬉しくて

エチレンガスを発生するのではなく

触れられたくないから、

つまり側にある全ての物はその植物にとって障害物。

空間を独り占めして、縦にも横にも伸び伸びと

葉を茂らせたいということに他ならないですね。

よく成長してくれたと人は見て判断するけれど

ストレスに抵抗した植物が

精いっぱい頑張った結果だったということになる。

植物にストレスを与えることがいいというお話は

本当でした。

植物って、ただじっとしているようですが

敏感なんですね!

空間を独り占めしたいなんて

結構わがままな性質・・

それが、古代より生き残ってきた

植物の生き方なんでしょうね。

面白い・・

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我が家のレモン、まだまだですね・・
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夏に北海道で開催しました

シアージュボタニカルアートの

デラウエアのセミナー作品を

頑張って完成させたという

お便りをいただきました。

素晴らしい出来栄え!

デラウエアの季節は

この冬を超えて、一年先の夏ですが

ご参加いただきました北海道の皆様が、

美味しそうなブドウの絵を見ながら

外は寒くても、温かいお部屋の中で

家族と一緒にお健やかに

過ごしいただけますように・・・と

思いました。

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庭の牡丹の花芽を摘んでいました。

沢山の花芽をそのまま成育させてしまいますと

木が消耗し、弱るからです。

そのように毎年繰り返すうち、

一本だった幹も2本3本と増え、

初夏になれば我が家の庭は

ピンクや白、黄色・・・の大きな牡丹で

賑わいます。

雨上がりの早朝、

そんな風に庭の牡丹の手入れをしていて

ふと地面を見れば

小さなオレンジ色の花びら・・

アッ、今年もその時期が来たのね!と

見上げれば

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かわいらしい金木犀の花が

沢山咲いていました。

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木々の変化に全く気が付かなかった私。

しばらく金木犀の花に

見とれてしまいました。


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良い師に出会えることほど

人生において貴重なことはないと思っています。

子供の頃は、両親が手本であり

自分を導いてくれる最も身近な師であった。

何かを習得したいと思ったときには

その専門家が師となるのであるけれど、

習得したい技術以外にも

忍耐であったり生き方であったり

師に教えを乞いたい時が

時々あります。

そんな時、私は、書物に

答えを探してみる。

何度も読み直した本もあれば、

本棚のスペースを陣取っているだけの古い本もある。

同じ作家の本を何冊も読んでいるうちに

次第に親しみを感じ

まるで側にいる師のような気分になる。

一度も会ったことがなく

ましてや会うことがかなわない相手であっても

とても貴重な一言を書物の中に見つけると

それは間違いなく私にとって

教えであり

守ろう、頑張ってみようという

原動力になる。

そのような書物に生き方を教えられ

時には軌道修正してもらい

どの時代に生活していたかは問題ではなく

作者が一生貫き通した信念や、考え方が

現代の私のところにまで届くのだから

なんと書物とはすばらしいものなのだろうと

思う。





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実は1週間ほど前に咲き始めた

我が家の秋咲きジャーマンアイリス。

やはり予測通り例年より1か月も早く

開花しました。

カスタードクリームのような

柔らかい色です。

いつもはもう少しし透明感があります。

今は、他の株からも花茎がでて

あと2本ほど蕾が開花を待つ状態。

台風の影響で折れはしまいかと

心配していましたが大丈夫でした。

早い時期に咲くことは

ジャーマンアイリスにとって

過酷なのではと感じました。

11月初旬に咲くものが10月初旬

しかも今年は残暑の厳しい年でしたから

蕾も例年より小さく、花茎の背丈も低い

よって花と花との節間が短く

咲いても美しさが半減してしまっているように

感じます。

随分頑張ってやっと開花したようにも感じる。

また、11月と言いますと

周囲も冬じたくに殺風景になるので、

そこに華やかなジャーマンアイリスが

咲き始めますと

とてもよく目立ち、美しさも際立ちます。

いつまでも残暑が続き

雑然とした庭に咲くジャーマンアイリスは

あまり目立たなく、折角咲いたというのに

もったいない気がします。

気がかりなのは、暑さも残る晩夏に

なぜ咲き始めたのかということ。





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今年の撮影を、

無事完了致しました。

先週木曜、日差しが強い日でしたので

今日だ~!と思って

準備に取り掛かりました。

台風の影響で金曜からは

きっと少しづつお天気が崩れそうでしたので。

けれど、2時半くらいから雨雲が空を覆い始めて

結局雨が降る気配はなかったものの

少し黒ずんだ灰色の分厚い雲の中に

太陽が入ってしまうと

カーテンを全開に開けても

いい光が入ってきませんでした。

分厚い雲は永遠に続くかのように

向こうの空まで続いており

少し薄めの部分に太陽が移動すると

窓際に置いたチェストの足から

はっきりと長い影ができます。

空を眺めていても瞬間の明るい時間は

なかなか捉えきれず

チェストの影がだんだんはっきりとしてくると

シャッターを切るということをしていました。

時間を気にしながらの撮影ですので

すぐに画像をチェックして、

よさそうならプリントアウトをして

再度チェックしました。

どうもうまくいかず、

何度も撮影し直しました。

撮影は楽しくもありますが

真剣勝負。

あれやこれと角度を変え

場所を変え

背景を変え

挑戦してみました。

皆様に喜んでいただける1枚になりましたら

幸いです。

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随分昔に描いた油絵・・

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庭の山茶花。

このような絵は植物画と対照的と言えます。

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なぜならこの蕾は、

枝のどこにできるものなのか。

主軸の先にできるのか

腋芽(主軸と葉の間)にできるのか?

そして新しい枝は、

何処から出るのか?

全くそういう情報が見られない絵だからです。

沢山茂っている木を漠然と見ても

なかなかその植物の特徴には

気づき難いものです。

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このような枝を見つけてよく見ると

新しい枝になるのは

葉と主軸の間から出る腋芽のようですね。

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もし、植物画を描いていて

枝の付き方などがわからない場合は、

もう一度、その植物が生えている場所に行って

よく観察してみましょう。

想像して描くことが

一番難しいです。

デザインクラス生には

そのようなお話をしました。

笑いながら、楽しく会話しながらも、

どんどん上達していく生徒たち。

周りを気遣いながら、自分も頑張る。

頼もしい限りです。

皆様の成長を楽しみにしています。


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10月5,6日は、

大学での研究等における植物図において

日本で第一線で活躍されている梅林正芳先生の

植物図の講義を少し遠方まで足を延ばして

受講してきました。

実に内容の濃い2日間に渡る講義でした。

植物図と写生図の違い、

植物図に描きこむ内容について

多くの例を挙げて説明してくださり、

また質疑応答時間には

一人一人の質問に丁寧に

お答えくださいました。

先生はこの講義のために

仕事の合間に

いったいどれくらい多くの貴重なお時間を

割いてくださったのだろうかと思うほど

多くの資料と多くの植物を採取して

ご準備くださっていました。

中には10年前に先生のお話を

聞きたかったという方もいて

その言葉を聴いて他の受講者の方々も

同じ気持ちとうなづいてみえました。

教育や研究で求められる鋭い観察眼と

着眼点の置き方に

私たちは感動しながらもしっかりとメモを取り

学びました。

先生ありがとうございました。

先生の教えを

植物画を描く多くの人たちのために

活かせるよう伝えていきます。

感謝。

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例年、10月から行う写真撮影を

今年は8月から始めました。

自然光での撮影が

私は気に入っています。

きっかけは、

家族の写真を撮影していただこうと

かねてからいいな~と思っていた

写真館を訪れた時のこと。

その写真館はいろいろなタイプの写真を

手がけていたのですが

沢山のデータを拝見した中で

私が特に気にいたのが

自然光で撮影した写真だったのです。

今時、自然光?

今は真冬の時期であっても

撮影場が倉庫の中であっても

真夏のさんさんと輝る

太陽のもとで撮影したような

ハワイにいるような写真だって

撮れるというのに?

最初は驚いたのですが

その写真館のこだわりの一枚は

一日の内で数時間の貴重な時間帯に

撮影されているということでした。

大体、10時~1時頃。

正午を過ぎると太陽の位置が

変わってしまうため

撮影スタジオにさす日の光が

午前中のように明るくなくなってしまうとか)

また自然光での写真撮影は、

日程が組まれても、

天候によっては、その日に

できないかもしれないとのこと。

『雨が降ったら撮影できないので・・・』と。

えっ・・

家族写真撮影の日の天気予報は

午前中 『雨』でした。

ところが朝方、雨があがり

丁度10時から晴れ始め

予定した日に幸運にも撮影できました。

そのとき撮影していただいた写真は

私のイメージした通りで、

今でもとても気に入っています。

私に写真館のような技術はありませんが

今年も皆さんの一年の頑張りを

素敵な一枚にできますように。

一人一人の日ごろの様子を

思い浮かべながら

カメラ片手に

頑張ります。