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一つの花序に(花の集まり)花の蕾が付くのが5^6個。
我が家では最初の花が完全な両性花で咲いた後、
残りの蕾のほとんどは雌蕊のないおしべだけという不完全な
花でした。
レモンの場合はよくあることなのだそうですが、
日照時間や栄養の足りないことが原因ということです。

けれど、不完全な花にも有益な面があって
少ない栄養で一つでも多く果実を実らせたい
と言うレモン自身の知恵で
雄しべが多い方が受精に成功し易いから。

雌しべが最初からない、又は
とても小さくめしべの形すらしていない
雄しべだけの花。
なんとなく葯の色もやや白っぽく
花糸も痩せた元気のない感じ色ですが
花粉自体は大丈夫なのかしら?

まるで受精後のしなびたおしべのような色です。
花粉は付いていますが・・・

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受精に成功した花の雌しべの柱頭は
大きくなり色も白花豆のような色になります。
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やがて花びらやおしべが落下するとこうなりますが、
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不完全なおしべだけの花や
受精に成功しなかった花はこのような姿になります。

不完全な花は、めしべがないだけでなく、
花弁の枚数も5枚ないことがほとんどですから、
咲けば簡単に見分けがつきます。

なぜかこの姿もあずき色が綺麗でかわいい・・と思うのは
私だけかしら。
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レモンの葉にも、花びらに見られた
水泡のようなものがあります

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葉の断面にも。

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レモンの皮の粒の断面と
にていますね。

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裏からみると・・・
光を透過していますね。

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光を当てて・・・
断面。

確かに丸い粒。
果実の皮と同じよう。

葉と実と花びら。

植物学では、花は葉の変形したものという考えがあって
そうすると花が成熟して作られる果実の皮が葉と似ている
また、花びらが葉と似ている
というのは納得できますね。

私たちは花びらや葉が
果実の皮と似ていると思ってしまいがちですが、
元々は葉なのです。

花のことを葉の変形したものという考えから
特に花葉(かよう)と呼びます。

aahaibi5キャプチャ
ボタニカルアートの描き方。

私は月1度のセミナー時に
とても詳しい描き方手順書を受講者にお渡ししています。

どうやって作っているの?
毎回こんなに詳しくて・・・

そんなふうに言って下さる受講者の方々こそ、
本当に真面目で頑張る方々で・・・
私の方こそ敬服しております。

いつもお話しするのは3倍の量の資料を作って
それを3分の1に減らしているということ。


内容が濃く、しかも一番わかり易い記述の仕方に・・・



作った資料は私にとっても宝と同じ。
3分の1に減らす前の状態は
実験とテクニック開発の軌跡そのもので
綺麗に清書されてはいませんが
私自身とでも言えるような
思ったこと、感じたこと、試した結果、
全てが記述されています。

まだ私は、成長過程。



今よりももっと上手くなれたら・・・
捨てようかな・・



どさっと。




写真はハイビスカスの花の色を決めるために
あれこれ試行錯誤した産物。

このようにして色決めをしています。

植物画にとって色が
とても大切だから。

華美にすることなく、
ある部分だけを強調しすぎることなく、
そして印刷物に刷られた色をあてにせず、
自然体の花の色をみつける・・・

それがまず最初の工程なのです。

黄色は特に困難です。


こんなん~?


黄色の濃い色は何?

ということを議論し始めると
時間がいくらあっても足りなくなるくらいですから・・・

ボタニカルアートの描き方。
その大切なポイントは
その花や葉、茎の色をよく観察すること。

色彩学の知識や経験は
この時点で全て一度は箱詰めして片付けます。

私は初めてこの色にこの世で出合った
という気持ちが新たな何かをみつけるカギになります。

経験は、箱の中へ。

地上で初めて出合った感動。
その気持ちが大切。

まずは観察して、
その色を再現するためには
数日かけても良いのです。

私の机の上は絵具でいっぱいになりますが・・・

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ボタニカルアート9月のセミナーは
レモンなので今日はレモンについて
お話ししようと思います。

レモンの花びらには
柑橘類の果実の皮に見られるつぶつぶと同じような
つぶが有ります。
蕾のときはよく見ないと気が付かないのですが
開花するとつぶの部分が光を透過するので
気が付きやすいのです。
花弁の紫は外側、しかも日光に当たる部分だけで
花弁の重なった部分の内側には
色は見られません。

それで写真の様に
赤紫色で筆で太い線を引いたように
見えるのです。

赤紫の色素ですから
花を保護するために日光に当たる部分のみが
赤紫なのか、それとも
日光に当たって赤くなるのか?

赤紫と言えば先日お話しした
ナスの皮のアントシアニン系の色素が
思い出されますが、
レモンの花びらの色素は
ナスの様に日増しに色が濃くなるのではなく
開花身近の大きく膨らんだつぼみになると
やや淡い紫色になります。
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まるで花びらが成長と共に
引き伸ばされたように。

膨らませたゴム風船のよう。

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興味が湧くのは
小さな花なのに
花弁がぶ厚いということ。

レモンと言えばミカンと違い
太陽がさんさんと照る
暑い地方というイメージが有りますから
やはり紫の色素と同じで
雄しべめしべを保護するために
厚いのかもしれませんね。

開花する前に花弁の中で
強い紫外線のダメージを受けない為に。

チョウセンアサガオ。
aachousennキャプチャ朝顔

ナス科の植物にはナス、トマト、ピーマン、
ジャガイモ、トウガラシ、タバコ、ホオズキ、
ペチュニアなどがある。

写真はチョウセンアサガオ。
15年ほど前に初めてこの植物を知りました。

最初見た時、すぐに
私はナスの仲間だろうと思いました。

葉がナスにそっくりというわけでもないのに
見た瞬間ナスの一種だろうかと思ったのは
枝振りから。

ご近所の庭先に植えられていて
どんな花が咲くのだろうか
実はやはりナスのようだろうかと
成長が気になっていました。

ところが咲いた花は
ナスの花とは全く違っていて
名前を教えていただいたら
チョウセンアサガオということでした。

アサガオの仲間?という意外性に
驚きました。

ナスのように下向きに花を咲かせるのですが
大きな花で花弁の形がとがっていて
魔女の帽子の様であり
魔女が身にまとう衣装のようであり
私はどうも好きになれませんでした。

花の咲く姿に近寄りがたい怖さを感じたから・・・・

ある時、他人から
その植物には毒があることを知り
やはり見た目と同じだと思いました。

ナスについて先日お話ししたので
今日はナス科の植物に含まれる
アルカロイドという天然化合物について
お話しします。

チョウセンアサガオもやはりナス科でした。

アルカロイドは植物によって
とても多くの種類があります。

炭素、水素、窒素、酸素や硫黄、
その他稀に塩素、臭素、リンといった元素を含み
薬として用いられる物もありますが
多くは他の生物に対して有毒です。

つまり神経がマヒしたり、嘔吐腹痛
呼吸困難、など・・・

例えば、
中学の家庭科で習ったソラニン。

日光に当たって緑色になったジャガイモの皮部分や
芽に含まれているというもの。

ジャガイモは日光でなくても
室内の蛍光灯の明かりでさえも
緑色になりますから買ってきたらすぐに
暗室に置いた方がいいですね。

トマトの葉や熟していない緑の実。

たばこのニコチンやコカインも。

ソラニンなどの毒性の強いものや
コカインなど麻薬。
日常人々に好んで飲まれているカフェインと
とても幅広いですね。

元々は、植物が害虫からを守るための物のようです。
実が青いうちは虫に食べられないようにアルカロイドが
含まれていたり、

新芽を虫に食べられないように芽の部分に
含まれていたりと・・・

けれどアルカロイドを含んでいるのは
ナス科だけではなく
そして使われ方も様々なようです。

例としてユリ科についてお話しすると、
かつてはユリ科とされていた
(現在はイヌサフラン科に分類)
イヌサフランの種子や球根に含まれる
アルカロイドはリウマチや痛風の治療薬である一方
副作用として下痢や嘔吐などの毒性もある。

全てのユリ科がアルカロイドを
含んでいるわけではなく
ユリ根など食用の物はもちろんも安全です。

しかし、人間にとっては無毒でも
猫にとっては、テッポウユリ系のユリが
危険らしい。

アルカロイドの毒性に恐れを感じずにはいられませんが
時期によって多く含まれたり少なくなったり
植物によって個性もあるようなので
どのような植物のどの部位に
そしてどのような時期に
アルカロイドが含まれているかを
知ったうえで摂取すれば
安全性も高まります。

ただ間接痛のある人はナス科の植物は
控えた方がいいらしいです・・・

そういう方はジャガイモの代わりにサツマイモを
カレーに入れているという工夫をされています。

私はサツマイモで
鬼まんじゅうをよく作ります。

・・何と我が家では、私が子供の頃
忙しい母に変わり
父が日曜によく作ってくれました。

父は母から教わったのですが・・・(笑

優しい父でした。

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サツマイモの赤紫と黄色が
美味しそうに見える秘訣です。

私はごろごろと多めに入れます。

脱線しましたが
毎日食べている野菜についても
知らないことの方が沢山ですね。

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昨日、夕方7時過ぎに庭の水やりを終え
家に入ろうとしたら・・・

私が来るのを待っていたように
今、開花しそうな花を見つけました。

これまで20個?
30個?も咲かせたこの花の
このように綺麗に巻いた蕾の咲く
一瞬に出合えたのは初めてのことでした。

まあ… 

感激(^-^)。

薄暗いので上手く撮れるか気がかりでしたが
カメラを取りに行きました。

これなんの花?



薔薇とは少し違うけど・・・


葉を見てみましょう

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実はこれ全部同じ一枚の葉なんです。
角度を変えて写真を取ってみました。

くるりと少しカーブしているので
角度を変えると違う葉に見えますが。
本当はどんな形なのか。

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床に押しつけたら真実の姿が現れましたよ!
まるで
ナンキンハゼのようですね。

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そうです。この花は
黄色のハイビスカスでした。

私はボタニカルアートを描くときに
その植物をよく知るために
葉を色んな角度から観察します。

まるで物事を確かめるときに
色々な見解が有るように
ハイビスカスの7変化して見える姿には
発見があります。

今年は、久しぶりにナスの苗を買い
6月に庭の片隅に植えました。
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一年中、スーパーでも買えるナスですが
夏になると食べたくなるのが『なすもみ』。

もぎたてのナスで作ります。

枝から今採ったばかりのナスを
半分にし薄く切って塩を振り
ギュッと両手で絞って
フグの刺身の様に
平皿にのばして置いてお醤油を少しかけて
頂きます。

ホントにご飯が進む一品です。
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左葉咲き終わった花、蕾、咲いている花

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傘の様に下向きに花を咲かせるので
カメラを花の下から

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成長したばかりでまだ日光に当たってない部分は
白いですね。

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ほら、赤ちゃんナスは白いのです。
日光で赤紫の色素ができるようですが
なぜ赤紫なのか?

ナスの色素がアントシアニンだと教わてからは
目に良い野菜という認識でしたが
知らないことも沢山ありました。

通常の黒っぽいナスの紫色の色素は、
アントシアニンの仲間で
紫色のナスニンと青紫色のヒアシンから
できています。
ナスニンは、アントシアニン色素の一種で
抗酸化作用があります。

切るとすぐに茶色に変色するのは所謂アクですが
の主な正体は、クロロゲン酸などのポリフェノールの一種。

アントシアニン色素のように、
抗酸化作用のある色素は、
植物の代表的な色素で、
紫外線から植物を守るためのものです。

紫外線の強い暑い夏の植物ですから
頷けます。
ナスの実を保護するために
赤紫の色素ができていたんですね。

光を当てずに白いナスを育てている
場合もあるそうですよ。

ナスの薄い皮に傷がつくと
内部に雑菌が入らないよう自分で
その部分にポリフェノールを集めるそうで、
見た目は悪い傷ついたナスの方が
ポリフェノールは多く含まれているそうです。

紫の色素は熱に弱くいためたり煮るとすぐに
色が変色してしまいますが
100度以上の高温で短時間熱すると
色素が綺麗なまま調理できます。

つまり天ぷらですね。

揚げなすなどはこの特性を活かした調理方法。

我が家のナスは今、高さ1メートルを超え
両手を合わせたほど大きな葉もあるほど
成長しています。
しかも実も沢山実ってくれてます。

これほどの成長ぶりは初めてなので、
苗が良かったのかしら・・・と苗に感謝。

肥料は油粕のみだから。

温暖な日本では一年生植物のナスも
熱帯地方では多年生植物になるそうです。

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eggplant という単語の由来が
形が卵に似ているからと言うことは有名ですが
欧米では卵の様に白色のなすも珍しくなく
緑色のナスもあります。
赤紫の日本人になじみのあるナスは
ヘタの部分も赤紫ですが。
白や緑のナスは米ナスと同じで
ヘタの部分が緑色です。

白いナスの特徴は赤紫のナスのような
アントシアニン系色素は含まれていない
ということです。

通常の紫色のナスが日本に入ってきたのは奈良時代。
けれど親しまれる野菜になったのは
江戸時代のようですよ。

ナスは『成す』に繋がる縁起物としても
人々に好まれ私たちの生活に
なじんでいきました。

そういえば千両ナスという品種もありますものね。

利尿作用が有り体の熱を水分と一緒に放出させ
体内の余分な熱を鎮め
夏バテの解消効果もあるそうです。


ナスの抗酸化作用は
ブロッコリーやほうれん草よりも強く
コレステロールの吸収を抑える作用もあるので
美容にも効果的。

身体を冷やしたくない時は
体を温める野菜
例えばトウガラシなどと一緒に頂くか
油で炒めると良いです。

ただ間接痛のある人は
生で食べない方がいいということです。

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カーネーションの補講を行いました。

補講ですから

なんとなく和やか~ ムードでした。


それでいてワイワイと賑やかでした。

カーネーションは、蕾の時期が結構長いんですよ。
有限花序なので、茎の頂端(天辺)に蕾ができると
その後はすぐ下の葉と茎の間(葉腋)から蕾が出てきます。

けれど大抵は最初の蕾はすぐに開花せず、
後から次々とできた蕾の成長と共に
花軸を伸ばし背丈をのばしていきます。
後からできた蕾もそこそこ膨らんでくるとやっと
最初の花が咲き始めます。

但し、カーネーション自体にとって
過酷な環境下の場合は、
一輪だけでも咲いて種を残そうとしますから
2番め以降の蕾があまり成長せず
(蕾の数も増えませんが)
先に天辺の花が咲き始めますが・・・


ですから目立つ丸くて固いつぼみの期間が
とても長く感じられます。

薔薇も、同じなのですが
薔薇よりも長く感じます。

カーネーションは葉が左右2枚づつ出るため
節(せつ)が竹の節(ふし)ように見え、
・・・長いイメージ(笑
かなり待たないと開花してくれないと
思えてしまうのかもしれませんが。

全ての蕾が成長し、
一番最初の花が咲き始めるころ
カーネーションの全体像を改めてみてみますと
それぞれの花の花軸の節が
横並びになっている(多少ずれますが)ことに
気が付きます。

蕾は成長しながら節を幾つも作り
丈を伸ばします。


条件が整えば節の部分から新しい蕾が後から出てきます。
そういう場合は最初マッチ棒のような
細いつぼみです。
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シアージュペインティングの最大の特徴は
アクリル絵具を使う点。

アクリル絵具の特徴を活かした手法です。

では、なぜアクリル絵具を選んだのか?

写真は紙に描いたイチゴの絵です。

ボタニカルアートは水彩絵具で描かれていることがほとんどですが
これだと紙にしか描けません。
昔は絵を描ける素材としてあまり色々なものがありませんでした。
紙に描くなら水彩。布や、板に描くなら油絵具・・・

アクリル絵具は存在しなかったのです。

アクリル絵具は水彩絵の具のように
紙にも描けます。
下の写真は同じ白い紙に描いたイチゴの花。
私が2年前に描いた作品です。

2014年紙に描いたシアージュペインティング(アクリル画)
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アクリル絵具は紙の上でも花を
でとても可憐に繊細に表現できます。

そして色も豊富。
現代では中学生も学校で使っているほど安価で
親しみがあります。

私がアクリル絵具を使っている理由は、
従来から使われている紙は勿論
それ以外のあらゆる素材に
ボタニカルアートを描いて楽しめるから。

板にも、缶にも皮にもガラスにもプラスティックにも
布にも・・・あらゆるものにです。

そして水道水で筆が洗えます。

中学校で使っているのですから
安全性も保障されていると思います。

こんなにも優れたアクリル絵具で
美しい植物の絵を描くことは
楽しいことであり、
趣味の世界が広がることに繋がります。

アクリル絵具の歴史:
元々、壁画など屋外や大画面に使用できる手軽で堅牢な絵具として
1940年代後半になり溶剤系のアクリル絵具が開発されました。
しかし安全性などの面から、1955年、米国のヘンリー・レビソン博士により
水性エマルジョンタイプのアクリル絵具が開発されました。
これが今私たちが使っているアクリル絵具の元です。

ちなみにどれくらい丈夫な絵具かと言いますと
3年前に屋外雨ざらし状態の庭の石に
アクリル絵具で文字を描いたところ、
暑い夏、目卵焼きが焼けるくらいの高温にも耐え
梅雨の時期、酸性雨にも耐え、
3年たっても変化が有りませんでした。

アクリル絵具は水溶性で扱いやすく、
けれど一旦乾くとホント丈夫です。